リオホテルのほぼ正面にありリスボア・ホテルおよびグランドリスボア、またはマカオのフェリーターミナルまでも徒歩圏内と便利なところにあります
みなさんこんにちは、マカオナビです。最近は東京や大阪とマカオを結ぶ直行便があるので香港に立ち寄らずマカオだけを観光する人がかなり増えました。マカオを観光するのですからマカオ料理またはポルトガル料理を堪能するのは当然のことです。しかし、マカオの人口の大多数は広東語を話す中華圏の人々。つまり、中華文化が基本ですから香港に行かなくても本格中華料理が普通に味わえるのです。今回はマカオ市民に人気の高い「麗濠閣海鮮酒家」を紹介します。
アクセスが便利
せっかくマカオにいるのですから、中華料理も味わわずに日本に帰国するのはもったいないです。現実的なマカオ観光では、夜にマカオ/ポルトガル料理を楽しまれる機会が多いと思われますので、この記事では朝、昼に食べる機会の多い飲茶を紹介をしていきたいと思います。
お店の場所ですが、利澳酒店(Rio Hotel & Casino)のほぼ斜め向かい、澳門大賽車博物館(Grand Prix Museum)や澳門理工学院(Macau Polytechnic Institute)の近くにあります。マカオのフェリーターミナルから徒歩圏内ですが少なくとも10分は歩きますので、タクシーを使うか、マカオ市内各地を走る1A、3、10、10B、10X、23、28A、28B、28BX、28C、32のバスに乗り、廈門街/理工というバス停で下車するほうが確実でしょう。そのバス停から西へ徒歩1分くらいのところにレストランがあります。これだけのバス路線が走りますから、マカオ市内どこからでもレストランにアクセスしやすいと思います。
価格はなかなかリーズナブル
街の通りには看板は出ていますが、外観が小ぢんまりしていることと、騎楼(2階より上の部分が歩道の末端または道路末端と平行にして建てられていて、柱で上階を支える)の1階の部分にあるせいかあまり目立ちません。一方で、数量限定の日替わりスープがあり、海鮮料理もおいしいということで有名人などが使う中華レストランとしても知られているようです。
店内は白と茶色をベースとした落ち着いた店内ですが、広東語が飛び交っているのでほどよい活気があります。店の入口には海鮮レストランの象徴ともいえる複数の水槽があり、そこから魚を選ぶことも可能です。また、会計のレジ横にもずらりとワインが並べられていてこちらもラベルを見ながらワインをセレクトできます。
飲茶ですが、注文は紙に記入する方式を採用しています。全部で48種類が用意されていますが、客にうれしいのは紙にはいくつかの飲茶の写真が掲載されています。そのメニューに関しては赤字に色を変えています。漢字のメニューだけを見てもあまりピンとこないと思いますので、こういう視覚を使ったサービスはうれしいですね。価格は13、17、20、21、23、25、26、37、45パタカと細かな価格設定ですが、一番高い45パタカは1種類のみ、37パタカも4種類のみなのでほとんどが26パタカ以下で食べられます。本格中華料理店が飲茶に関してはリーズナブルな価格で提供していることが人気の1つだと思います。
お粥は日本風。デザートも緑茶風味で
日本人にとって飲茶の代名詞の1つである「上海小籠包」(25パタカ)を注文してみました。皮の中にどのくらい肉汁があるかというのが、ある種のおいしさの判断基準になっていますが、ここは間違いなく多いです。熱いので肉汁でやけどしないようにしてください。赤い色の酢がでてくるのでそれにつけてもいいですし、つけずに肉汁の味を楽しむのもOKです。
「陳皮鯪魚球」(17パタカ)は、日本的に言えば魚のつみれで、湯葉が皿に敷かれています。プリプリとした食感ですが、中には香草が入っています。あの独特の香りが苦手な人は気をつけてください。
同じ球の形をしたとしても「玉粟花枝球」(20パタカ)は見た目からして存在感があります。イカ団子の周りにこれでもかというほどとうきびの粒がたくさんついているからです。とうきびの食感と団子のソフトな食感のコントラストが効いていて、風味はとうきびよりも断然イカの味が強いです。
存在感があります
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ごらんの通り、とうきびでいっぱい
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中華系のお粥ではなく日本のお粥を思わせるのが「明火瑤柱白粥」(13パタカ)です。 中華系のお粥はラーメンのようにスープを何時間もかけて作るので、何らかの味がするのが基本です。ですが、これは日本お粥のように水を多めにいれて炊いただけのようです。そこにホタテの貝柱を細かくスライスものがトッピングのように混ざっています。ですのでホタテの風味は感じますが、お粥自体にはほとんど味がありません。もの足りないなければ一緒に運ばれてくる塩をかけて食べてください。
デザートには「芝麻緑茶餅」(13パタカ)を注文してみました。中には甘さ控えめのしろ餡が入り、皮は緑茶風味です。そこに中国のお菓子らしく白ゴマがまぶしてあります。緑茶の味とゴマの風味が想像以上にマッチしています。
いかがでしたか? ナビは朝食のラッシュアワーを過ぎた10時前に店を取材しましたが、それでもひっきりなしにマカオ市民がこの店に飲茶に来ていました。それほどの店ですので一度訪れてみてください。以上、マカオナビがお伝えしました。