オークラマカオの6階にあるレストランです。落ち着いた雰囲気の中で贅沢な”ダイニング料理”が食べられます
みなさんこんにちは、マカオナビです。日本を代表するホテル、オークラ。オークラ東京本館の建て替えが話題になっていますが、マカオにもホテルオークラマカオがあります。こちらの6階に世界各国の料理が楽しめる「All Day Dining / 全日餐庁」という同ホテル一番長くオープンしているレストランがあります。
落ち着いた雰囲気でお食事を
店の入口
ホテルオークラマカオは大型カジノリゾート、ギャラクシー・マカオの中にある5つのホテルの1つです。日本のきめ細やかなサービス、おもてなしを提供するホテルとして有名ですが、ここの6階にAll Day Diningはシーフードメニューを多く取り揃えたインターナショナル・レストランです。大きさは150平方メートルでその中に座席数は個室10を含む60席なのでゆとりのある座席間隔です。間接照明と巧みに使い、テーブルも薄めの茶色とすることで全体的に落ち着いた雰囲気となっています。
ギャラクシー&オークラの外観
|
|
店内の様子
|
ゆっくり会話をの楽しみながら食事ができます
|
|
椅子も幅広でゆったり
|
オークラアムステルダムから来たエグゼクティブシェフ
オークラマカオの西洋料理を統括しているのがオランダ人のRoald Schuurエグゼクティブシェフです。フランス料理のシェフとして修業をはじめてから約20年。向上心豊かなSchuurエグゼクティブシェフはそれ以外の料理も勉強しオークラマカオの西洋料理全体の味を管理しています。ここに来る前はオークラアムステルダムの料理人をしていてその手腕が買われてマカオに約4年前にマカオに来ました。同店では6種類のムール貝の料理が食べられますが、その中にシェフの出身地であるオランダの料理という、日本人でも中々食べる機会の少ないメニューが用意されています。
魚介類はどれも新鮮な素材を使用
このレストランで人気なのが「新鮮海の幸の盛り合わせ」(580パタカ、2人用)です。大きな重箱のような器に氷が敷かれそこにオマール海老1尾、生牡蠣(取材時はスコットランド産ですが季節によって変わります)、ハマグリ、帆立貝、サーモン、ツブ貝、ムール貝がそれぞれ6つずつ食べられる豪快な料理です。これをマヨネーズ、しょう油など3種類のお好みソースにつけて食べます。オークラマカオが最高の素材を手に入れて提供するのですから新鮮さについては心配ありません。オイスターは口の中でとろけるような味ですし、帆立はその上にイクラを乗せる工夫をするなどいかにおいしく食べられるかを考えられています。
「ポルトガル風シーフードリゾット」(180パタカ)は、リゾットですからイタリア料理ですが、サフランライスの上に海老や帆立、スズキをふんだんに使いトマトソースで仕上げることでポルトガル料理のように仕立てました。ソースが少しだけピリ辛味になっているのでそれが病みつきになりそうです。
大きな生カキ
|
|
しょうゆなど3つの味で
|
ポルトガル風シーフードリゾット
|
|
ご飯を上回るようなシーフードの量
|
これがオランダの伝統的な料理
「伝統のムール貝ビールまたはワイン蒸し」(278パタカ)はSchuurエグゼクティブシェフ曰く、オランダの家庭料理で家でもレストランでもどこでも食べられる料理だそう。たくさんのムール貝にセロリやレモン、パセリなどと一緒にビールまたは白ワインと一緒に蒸したもの。それをマヨネーズなどのソースにつけて食べます。ホテルですのでフォークで食べますが、オランダの家庭では最初の貝を食べた後、その貝殻をピンセットのピンもしくはペンチのように次のムール貝をはさんで食べるそうです。関心のある方はぜひチャレンジしてみてください。ナビは白ワインの味を食べましたがほんのりと効いたワインの風味で食べやすくどんどんムール貝が減っていきました。サイドディッシュはフライドポテト、ご飯、ガーリックトースト、マッシュルームの炒めなど7種類あり2種類まで選べます。3種類目以降は1品あたり45ドルかかります。オークラ東京でも食べられないこの料理を注文してみてはいかがでしょうか?
ステーキは切るとどうしても肉汁が出てきてしまいますが、そのおいしさの元をいかに逃がさずに調理されたのが「オージーリブアイステーキ」(240パタカ、10オンス)です。Schuurエグゼクティブシェフによると調理過程で一度常温でただ皿の上で肉を数分間休ませることだそうです。こうすると肉汁が肉の中に深く浸透していくからだそう。実際、肉をスライスし皿を見てもほとんど肉汁が出ていないのがよくわかりました。グレイビーソースをかけて楽しんでください。
最後は「アレンテージョ産黒豚ヒレ肉のソテーとあさり入りトマトソース」(188パタカ)というポルトガル料理を。アレンテージョというところはポルトガル南部にある黒豚の名産地として有名です。肉の色がピンクなので豚肉ゆえに食べても大丈夫かと心配になりますが、、もちろんシェフが持つスキルを駆使してちゃんと火が通っていますので安心してください。実際、質問する客がいるそうでウェイターがしっかりと説明しているとのことです。ポルトガル料理の命ともいえるトマトソースがあさりと絡みあってソフトな食感となっています。こちらは一切化学調味料を使っていない健康的な料理です。
いろいろな料理が選り取り見取り
上は主にメインですが、このレストランの名前のようにAll Day=1日中=朝食から夕食まで楽しめるレストランということもあり、トースト、サラダなどの「コンチネンタルフレックファスト」(140パタカ)、ハム、ベーコン、トーストなどのアメリカンブレックファスト(220パタカ)、おかゆ、点心の盛り合わせなどの「中華粥の朝食」(170パタカ)、焼き魚、お味噌汁、漬物の「和朝食」(260パタカ)といった各種朝食が食べられます。ランチとディナーのセットは共通で週替わりのメニューとなっています。もちろんアラカルトでも、「生ハムの静岡メロン添え」(168パタカ)、「ヒヨコ豆とチョリソのグリーカレースープ」(58パタカ)、「鱈のソテー パスタとトマトソースを添えて」(210パタカ)、「ポルトガルデザートの盛り合わせ」(98パタカ)など世界中の料理が楽しめます。
いかがでしたか? Schuurエグゼクティブシェフはナビが取材を終えるまで忙しいのも関わらず丁寧に料理の説明をしてくれました。そんなシェフが真摯な態度で料理を作るのですから、お店を出るときは満足すること請け合いです。以上、マカオナビがお伝えしました。