ポウサダ・デ・サンチャゴ・マカオ

Pousada De Sao Tiago澳門聖地牙哥古堡酒店

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17世紀ポルトガル軍の要塞を改築した、マカオで一番歴史を感じさせる隠れ家ホテル。全面改装を終了し、リニューアルオープン。

こんにちは、香港ナビです。旅に出たいと思った時の気分によっては、静かな場所で誰にも会わずにゆっくりと過ごしたいってことありますよね。香港のホテルは高層ビルばかりで、5つ星ホテルのスイートルームに、それもVIPとして滞在しない限りプライベートもあるようでないようなもの。

香港から足を伸ばしてマカオまで行くと、実はこれこそが隠れ家ホテルという素敵なホテルがあるんです。客室数たったの12室。しかもすべてスイートルーム。今回ご紹介するのは、かつてのポルトガル軍の要塞を改装してホテルにし、400年近い歴史があるポウサダ・デ・サンチャゴ・ホテル。

1629年に開業して以来、大きな改装をしたことがなかったこのポウサダ・デ・サンチャゴ・ホテル。今回の全面改装が実質的に初めての改築工事というから、今までどれだけ大切に保存されてきたかということがわかります。もともと客室数24室と非常にこじんまりとしたホテルだったのですが、改装後は半分の12室に減らし、すべてをスイートルームに、そして一つずつの部屋を倍の大きさにしました。客室タイプも2種類のみ、以前にも増してとても贅沢なホテルへと生まれ変わったのです。ホテル内唯一のレストラン「La Paloma」で使われていたアンティーク家具類は、今回の改装を機に、捨てられることなくホテル内の客室、コンシェルジュなどに移動され、大切に保存されています。
ひっそりとした正面玄関

ひっそりとした正面玄関

洞窟に入ったような、ロビーへつながる階段

洞窟に入ったような、ロビーへつながる階段

階段を上がるとロビーです。笑顔でスタッフの方が出迎えてくれました。普通のホテルにあるようなチェックイン用のレセプションは見当たりません。客室数が12部屋と少ないため、ホテルスタッフがお客様の都合のよい時間、場所(フェリーターミナル、空港)まで迎えに来てくれます。ホテルに到着するとそのまま客室まで案内され、チェックインの手続きはすべて客室で行うことになります。お客様一人ひとりがVIP待遇なのです!

客室情報

ダ・パラ スイート 約60㎡
客室内はガラリと雰囲気が変わってモダンなデザインです。家具や装飾品はすべて贅沢な高級品で統一され、床はなんと革張りです。歩くだけで、他のホテルとは全く違うリッチな気分にさせてくれます。

コーナーには、デンマーク製オーディオメーカーB&O社のスピーカーが設置され、パワフルで質の高いサウンドが部屋中に響きます。40インチの薄型テレビにはDVDプレーヤーが内蔵され、こちらもB&O社の製品だからデザインも質も最高級。またNHKチャンネルも見ることができるので、日本人にはありがたいですね。
すべての客室のベッドは、キングサイズ。家族やお友達同士で来られる方には、エキストラベッドを追加することができます(要追加料金)。
バルコニーからは西湾湖の景色が一望できます。
スチーム機能付きシャワーブース、バスタブを備えた充実のバスルーム。非常にゆったりとしています。トイレとシャワーブースの間はキャッツアイ(猫目石)を贅沢に使ったタイルが張られています。
普段は普通の鏡ですが(写真左)、リモコンで操作すると…。鏡の下の方がテレビに早変わり!
クローゼットは、バスルームからでもベッドルームからでも開けられるデザインになっています。着替えを持って移動しなくてもよいので、これはとっても便利ですね。バスローブやスリッパはクローゼットの中に用意されています。
シャンプーやシャワージェルなどバスルームのアメニティはすべてエルメスを使用。5つ星ホテルにふさわしい、きめ細かい高級感。

日本人が大好きなゆったり深めのバスタブ。マッサージ機能もあり極楽なひと時を楽しめるはずです。

サンチャゴ スイート 約60㎡
リビングはダ・バラスイートとほぼ同じです。こちらの客室には、開業時から使用しているアンティークな電話、地球儀を模したアイスボックスなど貴重な調度品が置かれています。
先ほどのダ・バラスイートと一番大きく違う点は、この天蓋付きベッド!アンティーク家具に囲まれて、しっかりと分厚いマットレスで眠れば、古き良きマカオにタイムスリップできそうです。ベッドはこちらも全室キングサイズです。
こちらの客室は、バスルームから外の景色を眺めることができます。その他の仕様は、ダ・バラスイートと同じです。

共通の備品

ホテル・リスボアと同じグループのため、こちらのホテルでもミニバーを無料で使用できます。ポットも象印製のたっぷり入るタイプ。こまめにお湯を沸かさなくてもよいですね。

バスルーム共通の備品

アメニティは男性用と女性用と別々に用意されています(共にエルメス使用)。女性用はオレンジ色のオリジナルのパッケージ。

インターネット情報

インターネットはワイヤレス接続のみ。インターネット接続料金:HK$198/24時間
インターネットを使用する場合は、ロビーでインターネットカードを購入してください。
(2007年9月現在)

ホテル内付帯施設

La Paloma
スペイン料理
場所:1階
営業時間:7:30~23:00
電話番号:(853)2837-8111
新しく改装されたバー&レストラン。アウトドアカフェもあり、スペインから招いたシェフが作るアフタヌーンティーがおすすめ。

St. James Chapel
場所:1階
営業時間:24時間
1740年に建てられたチャペル。現在は結婚式や洗礼式に使用されています。St. James はこの要塞に駐留していたポルトガル軍の守護神。わざわざこのチャペルを見にくる観光客も多いそうです。

スイミングプール
場所: 1階
営業時間:9:00~20:00
基本的に1年中オープンしています。
(取材時は工事中)

ホテル無料シャトルバス情報
無料のシャトルバスはありません。お客様のリクエストする時間、場所(空港もしくはフェリーターミナル)に個別に迎えに来てくれます。予約時に希望待ち合わせ場所と時間を明記してください。

周辺情報

世界遺産に指定されている媽閣廟、海事博物館やペンニャ教会が近くにあります。周辺にコンビニもレストランも特にない、非常に静かな環境です。

主な観光地までの所要時間

マカオ半島
セナド広場、聖ポール天主堂跡 /--- /タクシー 10分/約HK$25
フィッシャーマンズワーフ /---/タクシー 7分/約HK$20
マカオタワー/---/タクシー 5分/約HK$12
ペンニャ教会/徒歩20分/タクシー 5分/約HK$12
マカオ博物館/---/タクシー 15分/約 HK$30
マカオグランプリ博物館/---/タクシー 7分/約HK$20
タイパ島
官也街/---/タクシー 15分/約HK$40
タイパ住宅博物館/---/タクシー 15分/約HK$40
マカオ競馬場/---/タクシー 15分/約HK$40
コロアン島
黒砂ビーチ /--- /タクシー 20分/約HK$60
聖フランシスコザビエル教会/---/タクシー 20分/約HK$60

いかがでしたか?昔から日本人にも人気のあるホテルでしたが、改装を終えてさらにゴージャスでプライベート感ばっちりな隠れ家ホテルになりました。市街地から少し離れている分、ゆっくりと都会の喧騒から離れてくつろぐことができます。宿泊代金は他のホテルと比べると高めですが、客室数も極端に少なく、すべてスイートルームなので、きめ細やかなサービスが受けられること間違いありません。結婚記念日や親子旅行、カップル旅行にぴったりです。以上、香港ナビがマカオからお伝えいたしました。

記事登録日:2007-10-09

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-10-09

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