マカオで最もにぎわう通りの1つ。ゆっくりと散策してみましょう
こんにちは、香港ナビです。マカオで観光をしたときに必ず訪れるのが「大三巴牌坊/Ruins of St. Paul’s/聖ポール天主堂跡」です。もう1つの観光地の目玉、セナド広場からこの“大三巴牌坊”まではマカオで一番活気のあるストリートといって過言ではないでしょう。今回は聖ポール天主堂跡前の通りを散策して見ます。
今回のスタート地点は、セナド広場から北東方面へ歩いていくと正面に見ることができる「ボディ・ショップ」前から。石鹸やシャンプーなどのボディケア用品を販売している店として有名ですね。ここは、おそらくマカオで一番人通りが多い交差点の1つではないでしょうか。
T字路になっていて、右へ向かうとレストランなどがあります。ただ今回の“終着駅”の聖ポール天主堂跡へは左に向かってください。
マカオ観光の象徴的な観光スポット
セナド広場
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ここがスタート地点のボディショップ前
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いつも行列が出来る店
ボディショップ前に掲げられている標識
スタート地点の通りの名前は、「賣草地街/Rua Da Palha」です。ボディ・ショップの向かいにある建物に通り名が書かれた標識が掲げられています。ここから数十メートル進むと左手にたくさんの人が集まっているお店が見えます。コーヒー、レモンティー、ミルクティーなどおいしいそうなソフトドリンクを売っている「小泉居」に到着します。とにかく大人気の店で、「いつ人の列が途切れるの?」と思ってくらいです。
珍珠奶茶はこんな感じです。そこに黒い粒がみえます
ソフトドリンクは基本的に360ccと500ccの2種類があり、だいたい5~13パタカです。目玉ドリンクの1つ珍珠奶茶(360ccは8パタカ)を買ってみました。黒い色をしたもちのような大きな粒が中に入っているのが特徴です。味は普通のミルクティーとほとんど同じなのですが、中に入っている粒が口の中でアクセントとなります。食感もおもちと同じくモチモチしています。
▼小泉居
賣草地街18号地舗、G/F., 18 Rua Da Palha
Tel:853 373 726
営業時間:11:00~翌2:00(月~金曜)、13:00~翌0:00(土日、祝日)
小さな広場でひと休み
小泉居から奥へと足を進めるとすぐに、これまたT字路の交差点に着きます。ここは小さな広場にもなっていて、ベンチがたくさんあり市民のちょっとした憩いの場となっています。おしゃべりをしている人、本を読んでいる人などいろいろです。小泉居で買ったソフトドリンクをここで飲むのもいいと思います。この周りには、店の壁一面に服が掲げられた店、銀行、眼鏡店などが並んでいます。
廟があったり、コスメの店があったり、促販の人がいたり
この広場をさらにまっすぐに進むと右に緩やかに曲がりつつ、上り坂の道となります。左側には青色の傘をさしながら果物を売る店、さらには小食(スナック類)を売る店が並ぶ小道(草堆街/Rua Das Estalagens)を見ることが可能です。この青色の傘の果物店の正面には「女媧廟」という廟があります。目の前には線香を立てる器があるので、祈りをささげることができます。
右カーブを曲がりきると、また小さな店がたくさん軒を連ねるにぎやかな上り坂の道となります。そこには、ビーフジャーキーを中心としたいろいろな肉のくん製の試食を促す販売員がいます。試食したければぜひ。この周辺にはCalvin Kleinの下着ショップといったファッションブランドがあったり、靴店、コスメティックスをあつかうAngelなどがいます。どの店も客でいっぱいです。
さらにはセブンイレブンが右手に見えるので、ちょっとしたお菓子などを買うといいでしょう。その奥には薬局、モデルカーを売るおもちゃ屋まで見えてきます。ここに行けば何でも揃いそうな通りです。
アンティークの家具を売る店が集中
ブラブラと歩いているうちに、通りのずっと奥に聖ポール天主堂跡が姿を現します。この辺はから中国家具を売る店が10店舗くらい集中しています。注意したいのは、アンティークの家具が欲しいと思ったのに、アンティーク調の新しい家具がたくさん売られていること。どの家具がアンティーク家具なのか見極めることが難しい人は、店員に確認したほうがベターです。ここにあるほとんどの家具店は世界中にデリバリーしてくれます。ということは日本にも送ることができるそうで、船でだいたい1カ月以内で手元に届くそうです。
この辺を含め、通りは全てそうなのですが、店の上は普通の住居。窓越しの洗濯物が干されているなど、ちょっと見上げれば生活感が漂うところです。
聖ポール天主堂跡が奥に見えてきます
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進行方向とは逆、今まで通ってきた道と撮ってみました
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家具はどこでもデリバリーしてくれます
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上を見ると、そこはマカオの住民が住む普通の世界
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マカオ土産展ナンバーワンの売り上げ
あと、ここには先ほどのくん製のほかお土産をたくさん売っている大きな間口の店が見えます。「鉅記手信/Pastelaria Koi Kei」という店名で、看板を見ますとお土産店での売り上げが5年連続ナンバーワンだそうです。とても有名なのですね。この店を含めて8店舗をマカオで展開しているそうです。
なんといっても目を引くのが、店の前にならべられた数多くのジャーキー類。ポーク、ビーフ、ダックの肉に、フィレ肉を使ったもの、スパイシーな味なものなどさまざまな味を選べます。値段は1ポンド(約450グラム)あたり、それぞれ38、48、58パタカが中心の価格帯となっています。1ポンドは結構量があるので、ハーフポンドで注文してもいいでしょう。
店員さんはフレンドリー。
店内にはこれ以外にもたくさんのお土産が売られています。例えば、マカオ名物の「杏仁餅」です。アーモンド風味のビスケットのことです。ジャーキー類は保存を気にしなければなりませんが、これなら日本に持ちかえるときに安心です。
▼鉅記手信/Pastelaria Koi Kei
大三巴街23AA−23AB明豊大廈地下
Rua S Paolo, No.23AA−23AB R/C. Edf. Meng Fung
Tel:853 358 230
営業時間:9:00~21:30
日本人も建設に関わったらしい・・・
あとは目の前に聖ポール天主堂跡が見えます。天主堂の建設には日本人が携わったとも言われています。というのは、建設が始まったのは1600年ごろで、このころの日本はキリシタンへの弾圧が強まり、国外追放などの措置をとっています。その中に、マカオに逃れた日本人いたからです。そう思いながら、天主堂を眺めてみるのも良いでしょう。
以上、香港ナビがお伝えしました。
聖ポール天主堂の前の通りということを示しています
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荘厳な構えをみせてくれる聖ポール天主堂跡
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