「リスボア」と言えばマカオを代表するカジノ / IR施設ですがコロアン島に大型IRリゾートの「Grand Lisboa Palace」と宿泊、ショッピング、アクティビティが中心の「Lisboeta」という2つのリスボア系ホテルが新型コロナウイルスの感染拡大中にオープンしました。この2つを紹介します。
お城のようなグランド・リスボア・パレス
みなさんこんにちは、マカオナビです。「リスボア」と言えば、カジノ王と呼ばれた何鴻燊(Stanley Ho)らが運営を始めたマカオを代表するカジノリゾートです。そのリスボアがタイパ島に建てた新しいホテルが「上葡京(Grand Lisboa Palace / グランド・リスボア・パレス)」と「澳門葡京人(Lisboeta Macau / リスボエタ・マカオ)」です。両方とも2021年7月という新型コロナウイルスがまだ大変な時にオープンしました。この2つのホテルを紹介します。
4つのリスボア
グランド・リスボア・パレス
マカオナビでも毎年取り上げる「マカオグランプリ」の最大の追い越しポイントは「リスボア・ベンド」と呼ばれていますが、これは1970年に開業した「澳門葡京酒店(Hotel Lisboa Macau / ホテル・リスボア・マカオ)」の裏手にあるコーナーだからです。このリスボアはマカオのカジノリゾートの象徴でもあります。
そして、その隣の敷地に2007年にオープンしたのが「新葡京酒店(Grand Lisboa Hotel / グランド・リスボア・ホテル)」です。最初のホテル・リスボアの外観のイメージを壊さずかつ、新しくできたホテルとして新たなマカオカジノの象徴となりました。
その後、タイパ地区でたくさんのIRリゾートができましたが、リスボアが満を持して建設したのが「グランド・リスボア・パレス」と「リスボエタ・マカオ」です。
新しい2つのホテルへの行き方
新しくできた両方のホテルとも、マカオのフェリーターミナルからシャトルバスが運行しています。また、グランド・リスボア・パレスについてはグランド・リスボア・ホテルとのシャトルバスも出ているので、事実上、マカオであればどこからでも行けると思っていいと思います。
ホテル、カジノ、買い物などの直球勝負のグランド・リスボア・パレス
タイパ地区にあるIRリゾートは、いずれも個性的な外観を持っていますが、その中でもグランド・リスボア・パレスはほかのIRリゾートよりも豪華な外観をしていて、ヨーロッパの城を連想される作りになっています。
「澳門巴黎人(The Parisian Macao)」は外側にエッフェル塔があったり、「新濠影匯(Studio City Macau)」は8の字の観覧車があったりするなど、それぞれに特徴がありますが、グランド・リスボア・パレスはそういうのはありません。シンプルにホテル、ショップ、カジノ、レストラン、スパという基本構成になっています。
ただ、それぞれの施設が充実しています。例えば、ホテルは「上葡京酒店」、「范思哲豪華酒店(Palazzo Versace)」、「卡爾拉格斐奢華酒店(The Karl Lagerfeld )」という3つのホテルが入っています。名前でわかるようにヴェルサーチが監修したホテルとカール・ラガーフェルドが手掛けたホテルという2つのファッションに関係するホテルが特徴です。泊れば、ラグジュアリーな世界が待っています。
カジノは2万7000平方メートルもある巨大さで、施設中央にあるのでどこからでもアクセスできるようになっています。人気の「大小」、「バカラ」からルーレットまで幅広い種類があります。
リスボエタはアクティビティが魅力
ジップライン用の塔
グランド・リスボア・パレスの通りを挟んだすぐ南にあるのがリスボエタです。ここは「カジノが施設内にない」というのが特徴です。その代わり、ショッピング、映画館、ジップライン、下から強い風をうけて宙に浮く体験ができるなどが体験できるホテルになっています。もちろん、カジノがないのはマカオらしくないので、ホテルの隣に水上レストランをイメージしたものを建設し、その中にカジノを作ることになっています。
リスボエタのおすすめは「GOAIRBORNE」です。前述したように、下から強烈な風を受けることで宙に浮く体験ができます。高度1万2000平方フィートから3000平方フィートにまで落下するのを体験できます。もちろん、経験豊かなインストラクターが適切な指導をしながら一緒に体験飛行をしてくれます。料金は799パタカです。
もう1つが「澳門飛索(Zipcity Macau)」です。高さ60メートルの特別な塔から世界で3番目の長さとなる388メートルのジップラインを楽しむというものです。最高速度は55キロにも達します。昼間はマカオ全体の景色、夜はライトアップされたカジノリゾート軍の幻想的な空間を楽しめます。こちらは488パタカとなっています。
いかがでしたか? 新しい2つの「リスボア」は片方だけに滞在するのではなく両方を行き来することで、より楽しめるように作られていると感じました。以上、マカオナビがお伝えしました。
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記事登録日:2023-06-25