マカオ国際空港を知ろう!!

LCC(格安航空会社)が数多く就航するマカオ国際空港。日本とマカオを結ぶ便もあるので、空港の概要を知ることによってより快適に空港を利用しましょう。

みなさんこんにちは、マカオナビです。カジノ、そして世界遺産の街として観光客が右肩上がりのマカオ。これまでは香港に観光に行った際のオプションとしていく人が多かったと思いますが上記のため最初からマカオを目的地という観光客が増えました。これまでの香港国際空港(Hong Kong International Airport)経由ではなく澳門国際空港(Macau International Airport)に直接降り立つ人が増えたということです。今後も利用客で増えるであろう同空港を紹介したいと思います。

香港経由より時間短縮

マカオに直接乗り込めるメリットはなんといっても時間。香港経由ですとフェリーで1時間、乗り継ぎの時間もありますのでどうやっても2時間の差が出るでしょう。帰国となるとさらに早めに移動したほうが安全ですから、香港を利用するとさらに時間がかかってしまいます。
具体的に日本との飛行機を見てみましょう。成田空港と関西国際空港との間にマカオ航空が運航しています。現在は成田が週4便、関空は週4便が就航しています。どちらもマカオ行きは午後4時過ぎに出発して午後8時前にマカオに到着、帰国は午前の便で午後4時前に日本に到着というのが基本です。週末でいえば成田は土日、関空は金日なのでそういう意味では週末の2泊3日の週末旅行なら関空のほうが便利と言えそうです。機内食は15日ごとに変えるそうでリピーターに飽きをこさせないような配慮をしています。
ハブ空港ではありませんが、日本語表記もあります

ハブ空港ではありませんが、日本語表記もあります

中国人観光客が年々増えています

中国人観光客が年々増えています

中国、東南アジアに強い空港です

就航している他の海外の航空会社ですが、マカオ航空、エバー航空、ベトナム航空、シンガポールのLCC、タイガー・エアウェイズ、エアアジア、フィリピン航空、中国国際航空、上海航空、深圳航空など20社あります。路線で行けば、関西空港、成田空港、ソウル、上海、北京、バンコク、マニラ、クアラルンプール、ハノイ、シンガポール、台北といった東アジア、東南アジアの主要都市をカバーしています。そのほかにも長沙、成都、南京、寧波、武漢、瀋陽といった中国の第2、第3の都市を網羅しているが特徴です。
1995年にオープンした同空港ですが、滑走路は1本で関西国際空港のように埋め立てて作られました。関空は全てが人工島の上にありますが、マカオの場合はターミナルと滑走路が離れていますので、その2つの間には橋が設けられています。隣にアジアのハブ空港である香港国際空港があるため年間600万人の利用客という比較的控えめな数字で設計されました。しかし、中国からの観光客の一部自由化と世界遺産登録されことから中国からの旅行客を中心に利用客が増加。2004年にマカオに就航を始めたLCCの台頭により発着回数も増加中のため、年間利用客2500万人を見込めるターミナル建設とA380にも対応できる滑走路を含め、合計3本の滑走路を建設するようです。
現在、駐機場は24あり、そのうち4つがボーディングブリッジとなっていますので、ほとんどの場合はタラップで飛行機をおり、そこからシャトルバスで税関に向かうということになります。
本文にあるように中国、東南アジアへの便が多いのがわかります

本文にあるように中国、東南アジアへの便が多いのがわかります

空港正面入口も大勢の人が

空港正面入口も大勢の人が

空港へのアクセス、空港からのアクセス

カジノ行きのシャトルバス

カジノ行きのシャトルバス

マカオ国際空港の良さはアクセスが簡単である点だと思います。成田空港や関西国際空港はやはり街から遠いです。マカオですとベネチアンですとタクシーで5分です。リスボアホテルでも10分あれば十分です。この利便性が最大に魅力です。時間帯によってタクシーがあまり来ないこともあります。でもご心配なく。空港からはベネチアン、ギャラクシー、ホテルロイヤル、サンズ、シティオブドリームス、ニューセンチュリーへの無料のシャトルバスが出ています。また、公共の路線バスもフェリーターミナルを経由する路線、中国との税関行きなど6路線(2.8から5パタカ)あるので移動の心配はあまりする必要はないでしょう。2015年には三菱重工業が落札した澳門軽軌系統(Macao LRT System)が開通する予定です。これは全長20キロの軌道系交通システム、つまりは軽列車がマカオ半島とタイパ島の主要地区を網羅する形で敷設されます。さらにアクセスが充実していくことが確定しているのです。

ターミナル内の施設

大きくはありませんが、ゆったりとした作りになっています

大きくはありませんが、ゆったりとした作りになっています

4万5000平方メートルある旅客ターミナルの施設(税関の外側、非禁止区域)を見てみましょう。到着ロビーですが、観光案内所があります。マカオのマップは確実にここで手に入れたいところです。旅行代理店もあるので特にマカオ周辺の中国本土観光を視野に入れる人はぜひ。また、ホテルがまだというひとはいくつかのホテルのカウンターもあります。両替商はもちろんのことHSBCのATMもあります。Gloria Jean’sというカフェもあるのでちょっと一息つくのもいいでしょう。また、携帯のプリペイドカードの自販機もあります。同空港は30分間無料のWiFiを提供していますが旅行中も携帯を使いたい人はここで購入しても良いでしょう。
観光案内所はパンフレットなどが充実

観光案内所はパンフレットなどが充実

両替店の外観

両替店の外観

こちらは旅行代理店

こちらは旅行代理店

HSBCのATM

HSBCのATM

WiFiは無料です

WiFiは無料です

携帯用のプリペイドカードの自販機

携帯用のプリペイドカードの自販機

出発ロビーには、到着ロビーと同じカフェのGloria Jean’sがありエスカレーターでもう1フロアあがるとマクドナルドがあります。荷物預かり所(1時間10パタカ、1日80パタカ)のほか、サークルKがあるのでちょっとしたスナック菓子あたりを調達するもよしです。その隣はマカオの郵便局があります。ここから何か送ってもいいですし、記念切手などが売られているので切手が趣味の方、ぜひ立ち寄ってみてください。
Gloria Jean’sで一息

Gloria Jean’sで一息

マクドナルドはどこにでもありますね

マクドナルドはどこにでもありますね

荷物預かり所の外観

荷物預かり所の外観

お馴染みのサークルK

お馴染みのサークルK

郵便局ではレアな切手も

郵便局ではレアな切手も

チェックイン前に荷物検査があります

チェックイン前に荷物検査があります

マカオ空港の真正面にあるホテル

金皇冠中國大酒店はビジネスマンの利用も多いそうです

金皇冠中國大酒店はビジネスマンの利用も多いそうです

空港ですので、出発ターミナルの向かいには金皇冠中國大酒店(Golden Crown China Hotel)があります。カジノは併設されていない4つ星ホテルです。全300室で会議室やフィットネスセンター、プールなどを完備している空港のホテルですので、乗り継ぎなどの際に利用するかと思います。
迎えに来た人たち

迎えに来た人たち

ゴミは分別してください

ゴミは分別してください

いかがでしたか? カジノの街であり、世界遺産に登録された街でもあるマカオ。冒頭でも書きましたが、観光都市の魅力は年々上がっていますので日本からマカオ国際空港を訪れる機会が増えそうですね。以上、マカオナビがお伝えしました。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-09-25

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